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国別情報 ドイツ

ドイツの日本語教育

1980年代、日本経済が強かった時期には、日本語学習者の顕著な増加が見られた。1990年代末から、増加は頭打ちとなり、数年間は変化が見られなかった。

その後は、ドイツ全体として、学習者は増加傾向を見せている。その理由は、マンガ、アニメ、ゲームなど日本のサブ・カルチャーの浸透で若年層の学習者が増えたことが挙げられる。また、ドイツの学習者の中には、豊かな年金で現役引退後の生活を楽しみつつ日本語学習を進めている者が存在する。このような学習者の存在は、ドイツの高齢化社会を反映しているようである。

ドイツにおける日本語教育は、1887年にベルリン大学に東洋言語学科が設立されたことに始まる。1980年代に大学での日本関連学科の設置と語学コース開設が相次ぎ、Volkshochschule(略称:VHS 一般成人を対象とした生涯教育機関)での日本語コースも急増した。また、1982年には、中等教育機関のギムナジウム(Gymnasium)でも日本語教育が開始され、1999年には、国内全州において、大学入学資格試験(アビトゥア)の試験科目として、日本語を選択することができるようになった。

ドイツの教科書

【中等教育】では、次の教科書がよく使われている。
『Japanisch fur Schuler』 Band1,2
 Berlin(Germany).Senatsverwaltung fur Schule, Berufsbildung und sport 編 1994年
『Japanisch fur Junge Leute』 1
 Setsuko Mochida著 1987年(Sanshusya)
『みんなの日本語』スリーエーネットワーク(スリーエーネットワーク)1998年
【高等教育】では、次の教科書がよく使われている。
『初級日本語 げんきTU』坂野永理ほか(ジャパンタイムズ)1999年
『みんなの日本語』(前出)
『GRUND STUDIUM JAPANISCH 』 1,2
Noriko Katsuki-Pestmer著 1991年 (DURR & KESSLER)
『Japanisch im Sauseschritt』 1
Association for Japanese-Language Teaching編 1995年(Dr.Hammes Doitsu Gakuin Ltd.)
『Japanisch im Sauseschritt 』 2A
Association for Japanese-Language Teaching編 1999年(Dr.Hammes Doitsu Gakuin Ltd.)

ドイツで日本語教師になるには

ギムナジウムの教員職は、当該州の公務員職にあたるため、正規のギムナジウム職員となるにはドイツ国籍が必要である。教員資格を取得するには、大学で教員養成課程を修了しなければならない。教員資格は、2教科で取得する。実際に教壇に立ちながら行なわれる教育実習の期間も長期で、教員資格を得るまでにかかる年数は日本の場合よりはるかに長い。

日本語は資格を取る対象としての教科の選択肢にない。ドイツ人教師で日本語を教えている者が、どんな教科で資格を取得しているかは様々であるが、例として挙げられるのは、体育とフランス語、ドイツ語(国語)と歴史、数学と物理などである。ドイツ人の日本語教師で、教師会のリーダー的存在となっている者は、日本留学歴がある、DAAD(ドイツ学術交流会)の派遣により日本の大学でドイツ語教育歴がある、横浜ドイツ学園での教育歴がある等の事情で、長期日本滞在歴・日本語学習歴を持つ教師らである。

これらのドイツ人教師は、自分が資格を持っている教科を教え、さらに日本語も教えているという場合が多いが、勤務校で単位取得科目として日本語が教えられている場合など日本語だけを教えている場合もある。

日本人の日本語教師で、ギムナジウムで教えている者は、当該校の教育方針等、特別な理由で、例外的に採用された教師らである。そのため身分が不安定で、報酬のランクも驚くほど低いことがある。

●日本語のネイティブ教師(日本人教師)の雇用状況とその役割

VHSの日本語教師の場合は、大半が日本語母語話者(日本国籍)である。多くはドイツ人の配偶者で日本語教育や外国語教育等の専門分野の教育を受けた経験はないが、居住する地域の人的リソースとして見出され日本語を教えるようになったケースが多い。ドイツで就労するには労働ビザが必要であり、労働ビザの取得は一般的には困難であるが、ドイツ人の配偶者の場合にはその問題がないことが、これらの状況とつながっている。

ドイツの教育制度

学校 学年 年齢
就学前教育 Kindergaerten   3-6歳
初等教育 Grundschule 1〜4学年 6-10歳 6-10歳
中等教育T Hauptschule(基幹学校) 5〜9/10学年 10-15/16歳
Realschule(実科学校) 5〜9 / 10学年 10-15/16歳
中等教育T/ U Gymnasium(ギムナジウム) 5〜12/13学年 10-18/19歳
Gesamtschule(総合制学校) 5〜12/13学年 10-18/19歳

これはおおよその目安で、具体的には学校、州によって異なります。ドイツの義務教育は基本的に9学年又は10学年まで。初等教育終了後、大学進学を前提とする「ギムナジウム」、事務職員等を目指す「実業学校」、どちらでもない「基幹学校」に振り分けられる。ギムナジウムと実業学校は義務教育期間が終わった後も続くが、基幹学校は義務教育だけで終了。ギムナジウム終了時にはアビトゥア試験があり、合格することにより、大学など高等教育へ進む資格が得られる。

学校休暇は州により異なります。毎年の学校休暇情報はドイツ観光局正式サイトでご確認いただけます。
http://www.visit-germany.jp/JPN/infocenter/school_breaks_holidays.htm

基本情報
人口 約8230万人 
面積 35万7021km²
首都 ベルリン
通貨・チップ ユーロ・セント
硬貨: 1、2ユーロ / 1、2、5、10、20、50セント
紙幣: 5、10、20、50、100、200、500ユーロ
レストランやホテルなどの料金には、サービス料が含まれているので、必ずしもチップは必要はないが、サービスを受けたら心づけとしてチップを渡す事は習慣となっている。
一般的には…
●レストラン / 料金の5〜10%(店の格により異なる)
●タクシー / 料金の10%(荷物が多く運んでもらった場合は若干多めに)
●ホテル / ベルボーイやルームサービスを頼んだ時に1ユーロ程度
●トイレ / 係員がいる場合は0.20〜0.30ユーロ程度をチップ置き場に。まれに金額が表示されている場合もあり。
時差 日本との時差はマイナス8時間。
サマータイム 3月最終日曜日から10月最終土曜日までサマータイムを実施しているので時差はマイナス7時間となる。
市内電話 一般の公衆電話からの通話方法は日本と同じ。硬貨用とテレフォンカード用がある(殆どがカード用)。市内通話の最低料金は20セント。テレフォンカードは郵便局等で販売している。
国際電話
携帯電話 留学生はプリペイド方式の携帯電話が購入可能
飲料水 水道水は飲めるが、ミネラルウォーターの方が望ましい
病院 ドイツでは、体調を崩したら先ず一般医(Allgemeine Arzt)で診察を受けます。症状によっては適切な専門医を紹介してくれるので紹介状を専門医に持参し、治療を受けることになります。
病院は予め電話で予約をするのが原則です(急病の場合はその旨を伝えれば、予約せずに飛び込みで受診することも可能)。
その他
ビザ 日本語教師の活動をする場合はワーキングホリデービザが必要。
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