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日本語教師海外派遣ボランティアの体験談 モンゴル

M.Aさん
M.Aさん NEW
一日一日が、濃く、新鮮な毎日でした。一番心配だった指導の面ですが、現地の先生方のサポートのおかげで乗り越える事が出来ました。

モンゴルで日本語教師海外派遣プログラム / M.Aさん
日本語教師海外派遣プログラム体験談 MAさん モンゴル
プロフィール
大学でモンゴル語を履修。大学卒業と就職前に3週間の参加。
参加したプログラム
短期日本語教師海外派遣プログラム(モンゴル)
参加の動機・目的
大学でモンゴル語を学んだが、行った事は無く、モンゴル語もまだまだなので、就職前にモンゴルへ行って、多くコミュニケーションをとりたいと思っている事と教職免許の履修をしていたので、教えるということに非常に興味がある事が志望動機。
  • 日本語教師の資格・・・ なし
  • プログラムの満足度は・・・ 80点/100点

学校のプロフィール

学校の地域 モンゴル ウランバートル
地域の人口 約100万人
学校の形態 私立大学
職員数/生徒数 14名/640名
私が教えた学年 大学1年生〜4年生
1週間の平均授業数 10コマ
学校の様子 この大学は日本語教育を重視した、私立の4年制大学です。日本語通訳の育成を目指す日本語学科の他に、ジャーナリスト学科、経済学科など5つの学科があり、全学科1年生から4年生まで日本語を学習することになっている学校です。短期間のボランティアであっても積極的に授業を持って頂くことを期待されています。

私の体験談

日本語教師海外派遣プログラム体験談

3週間の研修期間でしたが、一日一日が、濃く、新鮮な毎日でした。終わってみるとあっという間で、とても充実した日々を過ごすことが出来ました。一番心配だった指導の面ですが、現地の先生方のサポートのおかげで乗り越える事が出来ました。

この体験を通じて感じたことはやはり日本語指導のスキルアップの必要性です。実際に日本語教師の学習をした経験がなかった事もあり、直接法での日本語指導にも関わらず、あたふたしてしまった事が多々ありました。また、私自身話し言葉を見直す必要も強く感じました。今まで何気なく使っていた日本語が、省略や簡単な表現に無意識のうちに転換されていたことを知り、分かりやすく、正しい日本語で話すことの難しさも改めて感じました。このプログラムに行く前と、行った後では、「日本語の勉強をきちんとしたい!」という気持ちが強くなった事が、私にとってプラスとなりました。

その他、モンゴルの学生との交流面では皆とても親切にしてくれ、すぐにモンゴルの人々が大好きになりました。休みの日には、旅行やカラオケに一緒に行ったり、市場に行ったりと、貴重な思い出を作ることが出来ました。彼らは、好奇心が非常に旺盛で明るくフレンドリーです。私が興味を持って一つ質問したことに、二倍、三倍と膨らまして答えてくれました。そのおかげもあって、多くの情報を知ることができ、日本との相違点について考える機会も得ることができました。

個人的には、もっとモンゴルで学びたいという思いが強く、最終日に近づくにつれて、寂しい思いが募っていくのが分かりました。日本語教師の研修という機会を与えていただいたのですが、実際には日本語教師のスキルだけでなく、人間関係や文化交流、物事に対する考え方の違いなど、多くの事を学ばせていただき、非常に感謝しています。

また、機会がありましたら、自身のスキルを磨いて再挑戦したいと思っています。


一日のスケジュール

※ある一日のスケジュールです。
6時30分 起床
7時30分 朝食 パン・紅茶
7時50分 学校到着
8時00分〜9時30分 午前活動(1年生 漢字)
11時20分〜12時50分 午前活動(4年生 日本事情)
12時50分 昼食 野菜スープ、ご飯、紅茶
13時10分〜14時40分 午後活動(4年生 日本事情)
14時50分〜16時20分 午後活動(2年生 漢字)
16時30分〜17時30分 買い物・・スーパー、市場
17時30分 家到着
20時30分 夕食 肉うどん・ご飯
22時00分〜23時00分 予習・勉強など
24時30分 就寝

聞いてみました! 現地の様子

質問行った授業内容を教えてください
日本事情、会話、文法、漢字
質問授業を一人で任されましたか? Yes
はい。 日本事情や漢字の授業では、一人で任していただけることもありました。 日本事情は日本の文化や今の週間を生徒に教えるもので、日本の年中行事や学生生活、 今の就活事情や、日本の有名な都市を教えました。 漢字の授業では、意味等を教えたり、読み書きを中心とした 授業もしました。
質問費用は全部でおおよそいくら掛かりましたか
1万弱で食費等はまかなうことができました。
質問派遣地はどんなところでしたか?
冬ということもあって、外はとても寒く、凍えるような日もありましたが、次第に日差しも暖かくなって過ごしやすかったです。 ただ、やはり夜になると一気に寒くなるのであまり外に長時間いることは無理でした。
質問日本出発前にしておけば良かったことは何ですか
派遣地の言語学習を時間に余裕をもって取り組むべきだったと後悔しました。
質問このプログラムを選んだポイントは?またこの国を選んだポイントは?
語学上達と日本語教師の仕事体験のためです。また、以前オーストラリアに留学に行った際、現地の大学にて日本語を学んでいる学生たちに会いました。色々な国籍の学生が日本語をはじめ、日本に大変興味を示していることを知り、日本語の影響力や需要を感じました。そういった経緯を受けて、このプログラムがあることを知り、実際に日本語を教えている現場の様子を見ることが出来る点、資格がなくても体験させて頂ける点に魅力を感じ、参加を決めました。また、モンゴルを選んだ理由は、大学でモンゴルについて学んだこともあり、実際に自分の目で、モンゴルを見てみたいという思いと、現地で学生との交流がしたいという思いがあったので、モンゴルを選びました。
質問出発前と現在の語学力は何が違いますか?どれくらい伸びたと思いますか?
耳から聞こえる情報量はこの数週間で増えたと思います。実際語学を流暢にマスターすることは出来ませんでしたが、コミュニケーションのスキル等で行く前との変化を感じました。
質問この経験を今後どのようにつなげていこうと思いますか?
日本に帰り、日本語教師のための勉強を行いたいと、強く思うようになりました。この経験を活かし、日本語教育の分野を含め、海外における日本語の需要を感じました。ぜひ、指導スキルや話し方を日本でも実践できる機会があれば、したいと思っています。
質問研修中に感じた辛かった事、楽しかった事、学んだ事等を教えて下さい
知っている日本語をより分かりやすく別の言葉に変換するなど、様々なところで工夫が必要だということを感じました。先生方からは、 日本語指導におけるノウハウや学生との接し方、モンゴルでの学生の態度など、本当に多くのことを学ばせていただきました。 授業を行っているときに、学生が、分かったと言ってくれる事に大きな喜びを感じ、同時に日本語教師のやりがいも実感することが出来ました。
辛かったことは、直接この実習内容とは関係がないのですが、日本の地震のことです。やはり日本人の先生方をはじめ、モンゴル人の先生方も不安でしたので、このまま実習を続けていてよいのか、と思ったこともありました。
ですが、今はこのプログラムに参加して本当によかったと思っています。これも、BBIの皆様のサポートのおかげです。本当にありがとうございました。
質問これから参加される方へアドバイスをお願いします。
先生のアドバイスも適切で、頼もしくて優しい方ばかりで非常によい環境だと思います。研修生である私の意見も聞いてくださり、研修し易いと感じました。授業科目も豊富で、様々な授業を見学、体験することで日本語教師としての経験を積むのには適していると思いました。どんな事にも、積極的に挑戦させてくれる環境が整っているので、より多くのことを吸収するというやる気と、好奇心があれば日本語教師としてだけでなく、人として大きな成長をさせてくれます。
どうか皆さん楽しんできてくださいっ!
質問現地サポートはいかがでしたか?
本当に何から何までしていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。